経営企画にMBA、公認会計士、中小企業診断士の資格は必要?【結論 必要なし】スキル・知識を現実的に身につける方法

基礎編

■この記事で解決できること
・経営企画に資格が必要かがわかります。
・経営企画で必要なスキル・知識の現実的な身につける方法がわかります。

■この記事を読んで欲しい人
・将来、経営企画で働きたい方
・現在、経営企画の仕事をしている20代の方

こんにちは まことです。
元1部上場企業の経営企画部長で、現在は中小企業向けの経営コンサルタントをしています。

今回は、経営企画に活躍したいと思っている方や経営企画での転職や異動を考えている方に向けて、経営企画に資格は必要なのかという疑問に答えます。
「経営企画 資格」でググると、MBA、公認会計士、中小企業診断士という資格がよく紹介されています。

結論ですが、経営企画で働くために、資格という意味では必要ありません。
経営企画の仕事は、とにかく幅広く、MBA、公認会計士、中小企業診断士等の資格取得で身につくスキルや知識は魅力的です。しかし、現実的には資格取得のハードルは相当に高いです。
そこでMBA、公認会計士、中小企業診断士等で身につくスキルや、知識を身につける方法について解説します。

1.経営企画にMBA・中小企業企業診断士・公認会計士の資格が不要な理由【3つのハードル】

私も昔、将来は経営企画部で活躍したく、あれこれ調べMBAに興味を持ち、ビジネススクールの説明会に参加したことがあります。結論は以下の3つがクリアできず、断念しました。

私

よっしゃー!MBA取得するぞー

えー

現実は厳しい~

・授業が平日の夕方から始まるため、定時が18時の勤務体系では、まにあわない
・授業料、参考書、教材などで年間数百万の学費が必要であり、経済的負担が大きい
・当時の上司に相談したが理解が得られない、会社に支援制度がない

整理すると難易度の高い、資格取得には

・時間の確保
・お金の確保
・会社の理解

3つのハードルがあります。当然、クリアできる方もいるとは思いますが、少数だと思います。
あきらめのつかない私は、独自の方法で、この問題を結果的にクリアすることができました。

経営企画で必要なスキル・知識の現実的な身につけ方【私も実践した3つの方法】

経営企画では、経営戦略、財務、会計、組織、人事、事業、マーケティング、オペレーション等の幅広い領域の仕事があります。MBA・中小企業企業診断士・公認会計士の資格でうあつかう領域も同様です。

経営企画に異動後に、私が実践した経営企画で、上記のスキル・知識の身につけた3つの方法について解説します。

日経新聞、業界紙、ビジネス書、専門書などの大量のインプットを行う【質より量】

それまで経理部員だったため、会計や簿記のスキル・知識はありました。しかし、それ以外の任やについては未経験であり、知識もほとんどありません。

そこで実践したのが、とにかく経営戦略、財務、会計、組織、人事、事業、マーケティング、オペレーションや経済に関するインプットを大量にしました。

私

へー、そうだったんだー、

知らないことを勉強するのは楽しいなぁ

私が実践したこと
・日経新聞や会社にある業界紙を就業前に読み、気になった記事をスクラップ
・土日に近所の図書館で、気になるビジネス書や専門書を毎週10冊くらい借りて、斜め読み
・グロービスのMBAシリーズや通勤大学MBA等の人気参考書を購入して、繰り返し熟読

この3つは1年以上、つづけました。

効果
・経済やビジネス全般について興味がわいてきた
・経営企画で必要なスキル・知識の全体像がぼんやりつかめてきた
・これまで以上に会社の事業に興味がわいてきた(課題がみえてきた?)

1年たつころには、効果を実感することができました。

積極的に未経験の仕事する【とにかく実戦】

ラッキーなことに、当時の上司は未経験でも、新しい仕事に挑戦させてくれました。当然、失敗ばかりでしたが、失敗から多くのことを学びました。

私

部長!その仕事、チャレンジさせてください

部長
部長

最近、やる気がみなぎってるね!

失敗を恐れずチャレンジしてください

私が実践したこと
・怖がらず未経験、新しい仕事に積極的にチャレンジする
・なぜ、失敗したのかを考える
・失敗した分野の知識のインプットを繰り返し行う

効果
・チャレンジすることに恐怖心がなくなった
・スキル・知識の定着が早くなった

社内外の各分野の専門家と仲良くなる【ブレーンをつくる】

経営企画は、特性上、社内のあらゆる部門と仕事を一緒にします。また、銀行、証券会社、各分野のコンサルタント、公認会計士、税理士、M&Aアドバイザー等の各分野の専門家の力を借りることが良くあります。

そこで実践したのが、社内外の専門家と仲良くなることです。それぞれの専門家の得意領域について、最新の情報や他社の事例など、教えてもらいました。

私

〇〇公認会計士さん、○○会計基準が適用になりましたが

他社はどんな対応してますか?

公認会計士
公認会計士

こんな対応してる会社が多いですよ

私が実践したこと
・各分野の専門家と仲良くなる
・専門知識や成功事例などを教えてもらう、ディスカッションする

効果
・専門家は最新の情報を常にアップデートしているため、知識が陳腐化しない
・社内や取引のある専門家は、私のレベルや仕事を理解してくれているため、教科書に書いていない実践的なアドバイス
により、高レベルの知識・スキルが身についた

最大の効果は、専門家とディスカッションすることにより、アウトプットもできることです。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
MBA・中小企業企業診断士・公認会計士の資格を目指さなくても、経営企画で必要なスキルを現実的に早く身につける方法を解説しました。

あとは”やるか・やらないか”だけの話です。
今から行動する人は、1年後に違う景色を見ていると思います、その一方で、行動しない人は、1年後にも同じ景色を見ています。

最初は苦労するかもですが、”人間は慣れる”ものです。
まずは動く→1ヶ月続ける→習慣になる→経営企画で活躍できる

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