この記事は約10分で読めます
■この記事で解決できること
・経営企画の仕事に向いている人がわかります
・経営企画で活躍するためにやるべきことがわかります
■この記事を読んで欲しい人
・将来、経営企画で働きたい方
・現在、経営企画の仕事をしている20代の方
こんにちは まことです。
元1部上場企業の経営企画部長で、現在は中小企業向けの経営コンサルタントをしています。
今回は、これから経営企画に活躍したいと思っている方や経営企画での転職や異動を考えている方に向けて、経営企画に向いている人をお伝えします。
結論は3つです。
1.考えるより、行動する人
2.ねばり強い人
3.楽観的な人
また、今、上記に該当しない人や、苦手なことがある人も、まったく問題ありません。これから身につければOKです。
私自身、この3つを強く意識し、一部上場企業の経営企画部長になることができました。また、私の部下だった多くの新卒が、3つの資質を身につけ、経営企画で活躍しています。
考えるより、行動する人
経営企画の仕事を一言でいうと、社長の考えるビジョンや目標を達成するための参謀・ブレーンです。経営企画の仕事は、予算管理などのルーティン業務もありますが、とにかく、無理難題とも思える課題を解決するような仕事が多いです。また、会社としても経験したことのない、はじめての仕事が多いです。
なので、机の上で考え悩み続けても、解決しないことが多いです。
結論は、とにかく鬼行動することです。行動の先に、解決策が見えてきます。また、あなたを助けてくれる人が必ず現れます。これは私が実際に経験したことです。
来期の目標売上は〇〇億円で、考えていますがいかがでしょうか?
そうだな、競合のA社は○○億位を目指しているようだから、当社もあと〇〇億円目標をあげる
計画を考えてほしいな
〇〇億円ですか…(苦笑)
わかりました。検討します。(かなり厳しい~)
考えるより、行動することが大切な理由
・社長の要求は、想定をはるかに超えた高いレベルで、これまでの経験や常識が通用しない
・経験がないので、考えても思いつかない、思いつくレベルが低いことが多い
・考え込んでいると、期限・納期に間に合わない
僕がとった具体的な行動
・社長の要求に関して、僕より詳しそうな人に片っ端から話を聞きにいく
・または、さらに詳しいそうな人・専門家を紹介してもらう
・他社の成功事例を調べまくる
・インターネットでの検索より、その分野の詳しい人(一次情報)に聞く
・ある程度、情報収集できたら、プロトタイプの計画をつくる。この時点では完璧とは、ほど遠いレ ベルかもしれませんが、とにかく自分自身が全体像を理解する上でも、早くまとめる
・プロトタイプの計画をとにかく、上司や同僚、専門家など、いろいろな人に見てもらい、何回も書き直す
・つくった計画をもとに、実行に動き出す。当然、うまくいかないことが多数
・小さな失敗を繰り返しながら、社長の要求水準まで高める
こういった行動が、いまの僕を作っています。
早く行動する人は、より早く成長します。
早く経験できて、早く失敗することができます。
早く失敗(結果)が出たほうが、次の手も人一倍早く打てます。
高速で失敗から学ぶ方が、結果的にゴールに早くたどりつきます。
上記のことから、考えるより、行動する人が経営企画には向いています。
今できなくても、大丈夫です。
さっそく今からできることを行動してください。
その行動の積み重ねが、経営企画の仕事で活かされます。
ねばり強い人
経営企画の仕事は、社長の考えるビジョンや目標を達成するための、未来志向の仕事が多いです。経営企画の仕事は、短期間で結果のでる仕事は少なく、年単位、数年かかるような長期の仕事も多数あります。
また、重要なミッションが多く、「達成しなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」などのプレッシャーがあるのも事実です。
結論は、ねばり強くなることです。早く結果は出したいが、すぐには出ないと割り切り、結果がでるまであきらめないことが大切です。また、ガマン強く、コツコツ続けていくことも大切で、必ず陽の目を浴びる日がきます。これは私が実際に経験したことです。
新規事業のプランをまとめてきました
新規事業も重要だが、今は既存事業の業績を上げることに、注力してください
はぁ… 既存事業も現在取り組んでおります
-数か月後に、既存事業の業績が回復-
ところで新規事業のプランはできたのかね(前回の話は忘れてる?)
はい、ばっちり計画はまとまってます
このプランで進めてください
ねばり強いことが大切な理由
・未来志向の仕事が多く、すぐに結果がでない
・重要なミッションが多く、プレッシャーが半端ない
・陽の目を浴びるのがいつなのかわかないが、その日は突然やってくる
僕がとった、ねばり強くなるための具体的な行動
・高いプレッシャーは感じつつも、ストレスをため込まない
仲間と飲みにいく、なんでも相談できる友人・同僚・上司に前向きにストレスをぶちまけた
・結果が出るまで諦めない
「失敗は成功の母」と割り切り、とにかく行動することを心がける。行動することで道が開けた
・物事をコツコツ続ける
経営企画の仕事は、専門性も高く業務の範囲も広いため、すぐにで身につくものは少ない
毎日、興味がある日経新聞の記事をノートにはり、要点をノートにまとめた。後になり、世の中の動きを敏感に察知する力の源になった
・最後までやり遂げる
初めてのことは、やってみないとわかりません。とにかく失敗を恐れず、チャレンジが大切
やった人だけが経験値という宝をてにできる
こういったねばり強さが、今の僕を作っています。
上記のことから、ねばり強い人が経営企画には向いています。
今できなくても、大丈夫です。
さそっく今からできることを行動してください。
その行動の積み重ねが、経営企画の仕事で活かされます。
楽観的な人
経営企画の仕事は、社長の考えるビジョンや目標を達成するための参謀・ブレーンです。社長から無理難題は日常です。また、会社内のあらゆる部門に、社長のミッションを伝え、調整するのも経営企画の重要な仕事です。当然、多くの他部門の人にとって、嫌な仕事を依頼することが多いです。
二つ返事で、こちらの要望に応じてくれる人もいれば、激しく抵抗してくる人も大勢います。
結論は、とにかく楽観的になることです。「きっとうまくいくだろう」と物事を捉え、未来に対して明るい見通しや考えを持つことが大切です。悲観的になると辛いだけです。これは私が実際に経験したことです。
来期の予算は相当に厳しいので、○○円のコスト削減をしてもらえますか?
え、そんなの無理だよ。ただでさえ今期も予算削減して、ギリギリでやってからね
うち以外で予算調整してくださいよ。それが経営企画の仕事でしょ?
そうですかー。すでにほかの部門は削減案をだしていただいてのですが…
別の策を一緒に検討しませんか?
楽観的になることが大切な理由
・無理難題レベルの仕事が多く、仕事の難易度が高いので、できたらラッキーぐらいな広い心
で受け止める。(いちいち過敏に反応しているとプレッシャーで押しつぶされます)
・社長とそれ以外の人(部長・課長・スタッフ等)は、そもそも役割や会社の中での責任が違うので
それぞれの立場を理解した上で協力していく必要がある
・経営企画は社長の代弁者であることから、時には虎の威(社長・上司)を借り、業務をすすめることが可能であり、ひとりで責任を背負いこまない
僕がとった、楽観的になるための具体的な行動・考え方
・過去にとらわれすぎない
「昨年はこうだった」「こなことやったことない」でなく、未来志向で、出来る方法を考え、チャレンジする。失敗やミスはして当たり前です。失敗から学ぶことの方がはるかに価値がある
・前向きに明るく振る舞う
「ポジティブ」「明るい」人には、必ずあなたを応援してくれる人が現れる
・悪いところよりも良いところを見る
自分に対しても、他人に対しも、良いところを見つけたほうが、事態を打開する方法にたどりつきやすい
・周囲の目を気にしすぎない
周囲の反応を気にしすぎると、どうしても萎縮し、ストレスを強く感じる。鈍感になることも大切
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
経営企画に向いている人について解説しました。
おさらいです。
私や部下だった若手も、3つのことを、初めから出来ていたいたわけではありません。
あとは”やるか・やらないか”だけの話です。
今から行動する人は、1年後に違う景色を見ていると思います、その一方で、行動しない人は、1年後にも同じ景色を見ています。
最初は苦労するかもですが、”人間は慣れる”ものです。
まずは動く→1ヶ月続ける→習慣になる→経営企画で活躍できる
コメント