■この記事で解決できること
・経営企画の必須スキルがわかります。
・経営企画の必須スキルである簿記3級を習得したときメのリットがわかります。
■この記事を読んで欲しい人
・将来、経営企画で働きたい方
・現在、経営企画の仕事をしている20代の方
こんにちは まことです。
元1部上場企業の経営企画部長で、現在は中小企業向けの経営コンサルタントをしています。
今回は、経営企画で配属され時に、まず身につけるべきスキルについて解説します。
それは簿記のスキルになります。
経営企画の必須スキル、簿記とは?
そもそも、簿記とはどんなスキル・知識なのか?
日商簿記検定を主催している商工会議所の解説を参照してみましょう!
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。さらに、公認会計士や税理士等の国家資格を目指す方や他の資格・検定と組み合わせてキャリアアップを考えている方々にも必須の資格といえます。
簿記 簿記とは | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)
要約すると以下の3点です。
簿記とは
・経理事務に必要な会計知識
・企業の経営成績と財政状態を明らかにするスキル
・財務諸表を読む力・経営管理・分析力が高まるスキル
上記のの簿記のスキルをみにつけると、経営企画の実務で役にたちます。
経営企画に簿記のスキルが必要な理由
部長~
経営企画の先輩や社長の会話がチンプンカンプンなんですが⁈
そうだよね
はじめてだと、すこし難しく聞こえるかもしれないね
われわれの共通のことばである、簿記についてすこし勉強しみようか?
企業は事業を通じて、利益を追求する集団です。「売れた」「儲かった」などの定性的な表現だと、わかりにくいため、誰もが理解できる共通のビジネス上のことばが必要です。その共通言語が、簿記(広義の会計)になります。
経営企画では、経営戦略、財務、会計、組織、人事、事業、マーケティング、オペレーション等の幅広い領域の仕事があります。
ほとんどの領域の仕事で、簿記(広義の会計)のスキルが必要になります。 日々の経営活動を数字としてとらえるからです。
財務諸表(PL・BS)を読み込み、経営管理や経営分析をする上でも、重要なスキルになります。
そのため、簿記のスキルは身につける必要があります。簿記のスキルが高まると、格段に会社の状態が理解できるようになります。
簿記のスキルを身につけるメリット
簿記のスキルを身につけるメリットは2つあります。
メリット1
財務諸表を読む力が強くなる
「会社の財務状況・経営成績」を財務諸表から読み取れるようになれば、多くの経営課題を発見することができるようになります。
メリット2
「仕訳」「決算処理」などの会計処理 が理解できるようになる
経営企画は、会計処理業務 はやりません。通常は経理部門がおこないます。しかし、「仕訳」「決算処理」レベルまで理解していると、深い財務分析が可能になり、重要な経営課題を発見できる可能性が高くなります。
なるほど
簿記のスキルがあると仕事に役立ちそうですね
簿記検定3級・2級は取得するべきか?
簿記検定3級・2級は取得するべきか?と迷う方も多いと思います。簿記のスキルがあれば検定の有無は関係ありません。しかし、簿記のスキルを勉強するきっかけととして、簿記検定に挑戦することは良いことです。
日商簿記には、1級・2級・3級があります。
特徴としては、
1級……「公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門、企業の高度な経営判断に活用できるレベル」
2級……「商業簿記・工業簿記を学び、一般的な企業実務レベル」
3級……「初歩的な商業簿記を学ぶ基本レベル」
経営企画では、簿記2級レベルのスキルがあると役にたちます。高度な経営判断に活用するには、一部簿記1級レベルの会計スキルも必要になります。
まずは、簿記3級から勉強し、徐々にスキルを磨いていくと良いです。
まずは、簿記3級から勉強します!
部長、簿記のスキルの大切さを教えていただき、ありがとうございました
まとめ
今回は、経営企画で必ず身につけたい、簿記のスキルについて解説しました。
簿記のスキルが高まると、格段に会社の状態が理解できるようになります。
あとは”やるか・やらないか”だけの話です。
今から行動する人は、1年後に違う景色を見ていると思います、その一方で、行動しない人は、1年後にも同じ景色を見ています。
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